バージョン0.41以降では、棋譜入力欄の初めに「#」を入力することで
隠しコマンドとして解釈されます。
読者が使っても役に立ちそうなやつを赤字にしておきます。
(それ以外はデバッグ用以外に使い道のないものとか)


■ver0.41以降で有効なコマンド一覧
#set bookdepth 整数
海亀数や、bookの最善カウントに使う深さを指定する。30と36はGUIで操作可能だが
それ以外の数字にしたいときに使う。

#get bookdepth
bookdepthの値を確認する

#weak 整数
(対局履歴読み込み時のみ)
95%信頼区間の観点から、n番目に苦手な盤面をロードする。
例:  weak 828とすると828番目に苦手な盤面をロード

#print 文字列
(デバッグ用)
文字列をそのままログに表示する

#dir
うえのんEDAXがあるフォルダをwindowsのエクスプローラで開く

#checkdeviate 相対誤差 絶対誤差
現局面から、edaxのコマンドのbook deviate 相対誤差 絶対誤差
が終了しているかどうか調べる

・[左ctrl]押しながら「最善カウント」ボタンクリック
学習が不完全なleafの棋譜を全てテキストファイルにエクスポート(outputフォルダが生成される)

・[左ctrl]+[左shift]押しながら「最善カウント」ボタンクリック
全棋譜をエクスポート

■ver0.51以降で有効なコマンド一覧
#off improveeval
評価値の精度向上機能(Lvが「21★」みたいに表示される機能)をオフにする。
offにして挙動を観察したいときにのみ使う。(ほぼデバッグ用)

#on improveeval
offと逆の効果

■ver0.52以降で有効なコマンド一覧
#get bitboard
現在の盤面を表すビットボードの数値を取得する(ほぼデバッグ用)

#set bitboard uint64(黒) uint64(白)
ビットボードの数値を盤面に入力する(ほぼデバッグ用)
例: #set bitboard 309508194304 4556583016857600
※ver0.71以降は16進表記にも対応。(0xbadf00dなど)
※ver0.71以降で、黒石白石が同じマスにあるケースは弾くようにエラー処理を追加

■ver0.60以降で有効なコマンド一覧
#subbook (棋譜) (石損数:省略で無限) (フラグ:省略で0)
「最善カウント」の上位互換となるコマンド。
現在のbookに登録されている手のうち、(棋譜)から到達できるleaf数を取得
棋譜=現局面、石損数を0とすると「最善カウント」ボタンと同一の挙動。
石損数が4なら、黒白合計で4石損の局面までカウント。
石損数を省略した場合は無限扱いになる。
棋譜="F5D6C3D3C4F4"など。
ただし特殊記法として棋譜の最後に"^"を指定可能。
F5D6C3D3^の場合、最終手のみ指定手以外の合計が計算される。
この場合、F5D6C3F3とF5D6C3F4とF5D6C3G5の合計として扱われる。
このコマンドは、#set bookdepthの影響を受ける。
フラグ:+1ファイルに出力(不完全leafのみ)、+2ファイルに出力、+10ビットボードの数値も出力

#optimalenhance
執筆中

#booklevelinfo
現在読み込まれているbookのpositionのlevelごとの分布を出力する
出力例:  [24]10888532 ,[30]679348 ,[31]92732
※edax本家のbook statsでレベル分布が取れないため実装。
他の有用な情報は大体book statsで取れる

■ver0.71以降で有効なコマンド一覧
#challenge_debug
(デバッグ用以外の用途無し)
今後のバージョンで実装される目玉機能のchallengeコマンドを計算するためのグラフ構造を
challenge.txtに書き出す。現在局面配下のposition数の行だけ書き込まれるので、
間違っても初期局面などで実行しないよう注意。

#set bitboard2 uint64(空きマス) uint64(手番側)
set bitboardも参照のこと。
Ntestのbookに使われている形式のビットボード読み込み。
16進表記にも対応。

■ver0.72以降で有効なコマンド一覧
#list 系のコマンド ⇒数が多いので別記事を書く(予定)

#bat xxx
data\bat\xxx.txt に書いてあるコマンドを実行する
いわゆるバッチファイル実行の機能

■ver0.74以降で有効なコマンド一覧
#stonealignment off
生オセロにありがちな石のズレを再現するモードにする(初期状態でon)
onにすると元に戻る