半分自分用備忘メモ。分岐数（特に-2～0石の拡張海亀数）を使って考えると虎大量とStephensonは分岐数の面で大差はなかった。（今まで虎大量のほうが大差で悪いと思っていたので意外）



以下の点で、虎大量からの2石進行はエッジ（FX用語。優位性の事）がありそうなのでちょっと打ってみる
・全最善マンは虎大量を採用することが多いので逆に変化の対策はされていないのでは？
・虎大量からの強い2石が認知されていない。StephensonはタマプラロジD8シャコンなど非常に有名。
・オセクエの高段者(7段以上)を観察しても使う変化がバラバラ
・オセクエで黄色い定石名が出ない（のでマイナー）

【方針】
-2～0石の拡張海亀数(深さ36)を使って脳筋パレート最適進行で進める。上述の理由から白はあまり対策してない可能性が高いので強いはず（机上論）

【対　FJT定石】



FJTは最善で進むとやばいのでどこかで変化する必要があるがいきなり変化する手(FJTクラシック)がいいっぽい。この手は白も結構対策してそうであるがまあ仕方がない。そういう意味でFJTが一番つらいかも。


分岐はこっち。そしてここからパレート最適で進んだ先の終盤が白が簡単すぎてやばそう。そこまで着いてこられるようなら別の対策を用意する必要がある（白がもし途中でミスした場合は黒が打ちやすい）
（追記）黒からの有力な4石を見つけたのでそっちのほうがよさそう

【対　金魚定石】



金魚に対しては、いきなり2石変化返しする手(りと虎)が人気があると思うが、分岐数の観点では決して有力ではない（意外）。しばらく白からも（有力な）分岐はb6とd7しかないのでひたすら最善でついていく



b6金魚は変化せずにひたすら最善でついていけばいい。大して暗記量多くない。ただし、ここで白からG5に打つ変化がやばいので要対策。10手後くらいに隅取りを防ぐ自然な手が敗着になるので知らないとカモられる。



d7金魚。これは最善でついていくと闇なので変化しないといけない。拡張海亀数的にはソフトハメの中割りにわざと引っかかって、数手後に中辺を返しながらグワーッと返す手(この時点で黒-2)を打つのがいい。ソフト打ちに塩を送らないようにソフトハメ手順は書かないのが当サイトのポリシーなのでこれ以上は書けません。

【対　酉定石】
・対酉ストレート
全最善で受ける。頑張って覚えよう。最善だけなら1通りの暗記でよくて、よく打たれる変化を体で覚える。

・対酉フック


酉フックも闇属性なので変化しないといけない。ここでG4かF2。G4は強いのが確定で、F2はまだソフトの学習が終わってないのでよくわからない。A5も学習させたら2石になったけど弱い。
（追記）F2ダメだったのでG4がいい

【あとがき】
しばらくローズを封印して虎大量を打ってみようと思う。虎大量はちゃんと変化を選びさえすれば、覚えられないほど敵からの分岐がある闇の定石ではない。今回挙げたのは最も暗記量を抑えられる「虎大量スターターパック」なので、練度が上がれば徐々に「虎大量全最善おじさん」に変身していくのもあり。